【ジブリ】「風の谷のナウシカ」の原作(漫画)を読むべき理由!映画とは別物!




映画『風の谷のナウシカ』を見たことはあっても、原作(漫画)を読んだことがない人は多いのではないでしょうか?

断言します。原作を読んだことない人は絶対に原作を読んだ方が良いです!

映画版ナウシカはあくまで漫画のダイジェストであり、商業的なものなので、ナウシカの魅力を10分の1も語れていないのです。

ぜひナウシカの魅力をすべて味わってほしいので、「原作版ナウシカを読んだ方がいい理由」を語っていきます。

「原作版ナウシカを読む人を増やす」目的で書くので、頑張ってネタバレ無しで魅力を書いていこうと思います。

※人によっては「これネタバレだろ」と感じてしまう可能性があります。




映画『風の谷のナウシカ』と原作は全くの別物である

アニメ映画の漫画版と言うと、映画の内容をそのまま漫画にしたものを想像してしまいますが、ナウシカの場合、映画と漫画は全くの別物と思っていいです。

原作版ナウシカは1982年に雑誌『アニメージュ』で連載が開始され、1984年に映画化しましたが、映画化した時点で原作は全7巻のうち2巻までしか完成していなかったのです。

また、宮崎駿はナウシカをアニメーション化するつもりで描いていなかったので、アニメ映画化の話が来たときに戸惑ったと話しています。

つまり、映画版ナウシカは

①原作版ナウシカの序章部分をダイジェスト的に描いただけのもの

②宮崎駿の意思に反し、大衆的・商業的になってしまったもの

であり、本来のナウシカの持つ深い世界観はほとんど描けていないのです(もちろん、映画版のナウシカにはそれ相応の良さがあります)。

「原作買ったけど、映画と全く同じじゃねーか!」ということは絶対にありえませんので、安心して読んでいただければと思います。

映画の後の世界が描かれる

原作が2巻までしか完成していないときに映画化されたのであたり前ですが、原作では映画の後の世界が描かれます。

映画版のナウシカを見ていて、終わり方に納得がいかなかった方はいませんか?

「青き衣を纏いて~」と伝説を持ち出しそれらしく終わっていますが、どう考えてもあれで「めでたしめでたし」となったとは思えないですよね。いや、腐海はどうなったの?王蟲は?巨神兵はあれで終わりなの?、と。

それらの答えは、すべて原作にあります。

そもそも、映画版ナウシカは原作2巻までの内容を忠実に描いたものですらなく、映画という枠に収めるため、内容をアレンジし、矮小化してできたものです。

一例を言うと、映画版の舞台はほぼ「風の谷」に限定されていますが、原作版は「世界レベル」の話となっています。オームの大群に襲われるのは風の谷ではありませんし、オームの幼虫を軍事利用した国もぺジテではありません。

原作は「トルメキア」と「土鬼(ドルク)諸侯国連合」の戦争を軸に物語が進んでいくのですが、映画版では「土鬼」という存在がすっかり抜け落ちてしまっているのです(映画の枠に収めることを考えると正解だと思います)。

(風の谷は赤丸で囲った小さな小国にすぎません)

原作を読むことで映画の続きを知ることができるだけでなく、本当のナウシカの世界観を知ることができるのです。

腐海、蟲、王蟲、巨神兵などの設定(存在理由)が明らかになる

映画版であっても、ナウシカの地下室や腐海深部など、腐海の存在理由について「軽く言及」される場面がありますが、明らかに物語の「主題」とはなっていませんよね。

(映画でも「汚れているのは土なんです」という発言がありますね)

しかし、原作では腐海や蟲、王蟲はなぜ生まれたのか?腐海によって滅びゆくだけに見えるナウシカ達人類の「存在理由」とは何か?といった疑問にしっかりと向き合っています。

それがひいては「人間とは何か?」「生命とは?」という大きなテーマとなり、物語に深みを与えているのです。

原作版ナウシカは商業的な宮崎駿ではなく、思想家としての宮崎駿が「暴走」している作品です。

ですから、お話はかなり難解ですし、宮崎駿の政治的思想や当時の時代性が色濃く反映された作品になっています。

私は1度読んだだけでは理解できず、4回目でようやく少し理解できたといったところでした。

アニメ映画の「分かりやすさ」を求める人には向かないかもしれませんが、深い話を何度も何度も反芻しながら読み進めるのが好きな人はきっと原作版にハマると思いますよ。

映画と原作では登場キャラクターが全く違う!

映画版ナウシカと原作では登場キャラクターが全く違います。

当然、3巻以降に出てくるキャラクターは映画には全く出てきません。「蟲使い」「森の人」「土鬼」など、ナウシカの世界を語るうえで欠かせない存在が欠落しています。

また、映画に出ているキャラたちも、原作とは設定や性格が大きく異なるキャラが多いです。

その代表格の一人が“クシャナ”です。

映画の場合、クシャナはよくいる「悪キャラ」の一人としてしか描かれていませんが、原作ではもっともっと活躍しますし、ただの「悪キャラ」に収まる人物ではありません。

というより、「原作版のヒロインはクシャナ」といっても過言ではないくらいです。めっちゃかわいいです。

映画版ではただの「野心家な悪キャラ」だった“クロトワ”も、原作では人間味のある良いキャラをしているんですよ。

おそらく、原作を読んだ後は映画版のクシャナとクロトワのことを見れなくなると思います。「こんなのクシャナじゃない!!」、と。

また、巨神兵の扱いも大きく異なります。

映画では「腐ってやがる・・・!」と言われ全然活躍しなかった巨神兵ですが、もちろん原作ではあんな雑な扱い方はされず、最終盤の超重要キャラとなっています。

映画しか見ていない人は、ナウシカと巨神兵の関わり合いを見て、驚愕することでしょう。

そして、そもそも主人公”ナウシカ”の描かれ方が映画とは大きく異なります。

映画版のナウシカのことを「悪だ」と言う人は少ないでしょう。しかし、原作のナウシカはかなり「超常的な存在」として描かれており、その行きすぎた博愛主義から、ある意味1番「ぶっ飛んだ人物」となっています。

そんな原作版のナウシカは、最後の最後でとある行動を起こします。この行動を見て、あなたは「ナウシカのしたことは正しい」と感じるかもしれませんし、あるいは、「ナウシカのしたことは間違っている」と感じるかもしれません。

娯楽要素の強いアニメ映画とは違い、「主人公=善」なんて分かりやすい構図の漫画ではないのです。

「生命とは何か?」という大きなテーマを扱っていますから、読んだ人みなが「賛同」するような簡単な結論になるわけがないのですね。

このエンディングについては、ぜひ、あなたの目でご覧ください。

まとめ

今回は「ネタバレなし」ということで、この記事では語り尽くせていない原作版ナウシカの魅力はまだまだたくさんありますが、

「なにやら原作版と映画版のナウシカは全くの別物で、原作のほうがより深い世界が描かれているらしいぞ」ということは伝わったのではないでしょうか。

この記事を読んで原作版ナウシカに興味を持っていただけたなら、ぜひ手に取って読んでほしいと思います。

映画では語られなかった本当のナウシカの魅力がたくさん詰まっていますよ。

(ワイド版の全巻セットが1番安いのでおすすめしています。)

王蟲やナウシカたちの真実を知り、驚き、頭を悩ませてくださいっ!

以上、「【ジブリ】「風の谷のナウシカ」を原作(漫画)で見るべき理由!映画とは別物だ!」でした。

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