彼方のアストラ第37話~38話の感想!タイトルの真の意味が明らかに!




いやー、「少年ジャンプ+」で連載されている『彼方のアストラ』面白いですね。

はじめは「作者が『SKET DANCE』の篠原健太先生だから一応読んでおくか」程度だったのですが、今は、ここ数年で読んだ漫画の中で1番面白い漫画だと思っています。

『彼方のアストラ』が大好きすぎるので、普及活動も兼ねて、これから「毎話レビュー!」していくことにしました!

今回は衝撃の事実が明かされる37話~38話の感想です。

※まだ読んだことがない人は下の記事をどうぞ!

【ジャンプ+】漫画『彼方のアストラ』の感想!青春+SFで面白い!




37話の感想

アストラ号がぶっ壊れる、人口冬眠装置でポリーナを見つける、カナタたち一行が全員クローン人間であることが発覚する。

など、かつてない試練と物語の急進を迎えた惑星イクリスでの旅。

特に「クローン発覚」の回はやばかったですね。文字通り背筋がゾクッとしました。

何はともあれ、みんなクローン人間であることを乗り越え、また明るい雰囲気が戻ってきます。

37話はそんな明るいお馬鹿な雰囲気で始まりました。

『彼方のアストラ』はギャグとシリアスの塩梅がほんと上手い漫画だなー、と思います。一見無意味な日常シーンをしっかり描いているからこそ、シリアス展開に拍車がかかるんですよね。

最近重たい話が続いていたので、今回は日常パートかな?と思っていたのですが、この後「クローン発覚」並みの衝撃展開を迎えます。

宇宙望遠鏡が使えるようになったことで「故郷」が見え、涙する一同。

このシーンを見たとき、「おぉ、ついにこの瞬間が来てしまったか!」とゾクっとしました。

というのも、『彼方のアストラ』には昔から囁かれていた「一説」があり、ついに物語がそこに迫ったからです。

その一説とは、「カナタたちの母性 ≠ 地球」説。

1巻から読み返してくれれば分かると思いますが、カナタたちは一度も「地球」という言葉を口に出していないんです。必ず「故郷」「目的地」などと呼んでいます。

でも、ポリーナだけは心の中で「地球」という言葉を使っているんですよね。

だから、『彼方のアストラ』愛好家の間で「カナタたちの母性 ≠ 地球」「ポリーナの母性=地球」説はすでに提唱されていました。

そして、彼らの予想は見事に的中してしまったようです。

このシーンは鳥肌ものです。

これまでキャラクター達の背景を丁寧に深堀し、読者に「キャラについてあらかた分からせた」後のこの展開。

カナタたちの「なに言ってんだコイツ・・・?」という視線がポリーナを通り越えて読者に突き刺さるようです。

すごいですよね。各キャラについて詳しくなり、親近感を抱かせた後でのこの展開。

急にカナタたちが「異界の冷たいもの」に思えたのは、ポリーナだけではなく読者も同じです。前半のギャグ展開からの落ち度といい、本当に見せ方が上手いです。

そして、カナタの口から衝撃の発言が。

カナタたちの母性は「惑星アストラ」だった。

『彼方のアストラ』というタイトルは「彼方のアストラ号」という意味だと思っていましたが、この瞬間、「彼方のアストラ(故郷)」という意味も生まれたのです。鳥肌。

「カナタたちの母性 ≠ 地球」は唱えられても、意外とそれが「アストラ」であったことは予想されていませんでした。

しかし、丁寧に読み返すと2話の時点で伏線は貼られていたんですよね。

(「古い言葉だと~」の部分が伏線)

「クローン発覚」のときもそうでしたが、本当に伏線の貼り方・回収の仕方が丁寧な漫画です。

それにしても、しばらくは「クローン発覚」以上の衝撃展開はないだろう、と思っていた矢先のこの怒涛の展開。

「クローン発覚」と「惑星アストラ」の話はどちらも同じ4巻で出てきますからね。

本当に濃い漫画です。何度も言うけど、ここ数年読んだ漫画の中で1番です。

38話の感想

「なんだコイツ・・・?」みたいな冷たい目で見られていたポリーナですが、冒頭、さっそく明るい雰囲気が戻り始めているようで安心です。

その後、カナタたちとポリーナは自分たちの「星の歴史」をすり合わせます。

結果、第一次世界大戦→第二次世界大戦→冷戦までは概ね歴史が一致することが分かりました。

しかし、カナタたちの歴史認識がかなり大雑把なことがひっかかるポリーナ。

「惑星アストラ」には歴史の書物がないこと、「神」という概念がないことなどが明かされます。

はじめは「宇宙に遭難した学生たちが故郷への帰還を目指す漫画」だと思ってましたが、まさかここまで深い漫画になろうとは・・・。

そして、キューバ危機から歴史が分岐していることが明らかになります。

頭の整理のために歴史を簡単にまとめると、こんな感じです。

〇カナタたちの歴史(惑星アストラの歴史)

1962年:第三次世界大戦

1963年:世界統一国家設立。これからずっと平和。

2063年:世界統一国家設立から100年。現在

〇ポリーナの歴史(地球の歴史)

1962年:キューバ危機(第三次世界大戦は回避)

1963年~2048年:大きな戦争は起きないが、テロの時代(読者が住んでいる世界と同じ)

2049年:2057年に地球に巨大隕石が落ちることが発覚

そして、人類は別の惑星に移住する計画を立てます。その時に使用するものが「人工ワームホール」だった、と。

いやー、すごいですね!ここにきて第1話と繋がるわけですから。

考察的なもの

それにしても、この話をどう受け止めればいいんだ・・・。まだまだ明かされていないことが多すぎて予想が難しい。

カナタたちがワームホールで「パラレル世界」に飛ばされたという線は、「惑星アストラ」が実在することを考えるとなし。

となると、2057年に実際に地球から惑星アストラに移住して、1962年以降の歴史については、洗脳などで嘘を教えられてるってこと?

でも、洗脳するだけの時間がどう考えても足りないんだよね。

それに、惑星移住は快挙であって、その歴史を覆い隠す意味がわからない。

そうなると、おそらく、惑星移住には「隠したくなるような」後ろめたい歴史が隠されているはずなんだよね。

だから、僕の予想はこう。

「惑星アストラ人は全員地球人のクローンで、オリジナルは地球に捨ててきた。その事実を隠すため、歴史を隠蔽している」

地球からオリジナルを連れてこれない何らかの理由があったんじゃないかな。

単純にワームホールの数が足りなくて、一部の特権階級(ヴィクシアの貴族たち)しか移住できなかった、とか。

だから、他の人間たちは惑星アストラに移住したあとクローンをつくって代用した、と。

そう考えると、異常なまでにヴィクシア中心部が厳重に警護されている理由も分かる。ヴィクシアには「旧人類(地球人)」の秘密が眠っている、とか。

なんだか原作版『風の谷のナウシカ』の聖都シュワの墓所みたいな展開ですね。

【ジブリ】「風の谷のナウシカ」の原作(漫画)を読むべき理由!映画とは別物!

などと偉そうに予想を垂れ流してますが、正直全然わかんないです。予想っていうか、ただの妄想です。

次の惑星が「滅びた地球」で生き残った人類がいたら面白いのにな。とか妄想しています。たぶん、ないと思いますが。

とにかく!急展開を迎えた37話、38話。

「この展開の濃さだと、7~8巻くらいで終わっちゃうのかな?」と思っていましたが、この風呂敷の広げ方を考えると、まだまだ続きそうですね!

「ジャンプ+」で読んでいる方も、単行本で読み返すと伏線の貼り方で感動すると思うので、ぜひ単行本を手に取りましょう!

 

おわり!

(やすぴろ)

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