※2021/3/14：内容更新
こんにちは、漫画大好きいぶきです。
「アイシールド21で、なぜまもりがヒル魔を好きになったのか」を考えてみました。
1巻から順に物語を追うことで、その理由に迫ります。
それでは、どうぞお楽しみください。
なぜまもりはヒル魔を好きになったのか？
第1話の時点では、まもりからのヒル魔の評価は最低でした。
しかも、ヒル魔がセナをいじめたと勘違いし、一触即発になります。
ヒル魔が「部活停止処分の申請でもするか？」と言うと、まもりは「そんなことはしない。今大会中でしょ…失格になっちゃうじゃない」と答えます。
これを聞いて、ヒル魔は脅迫手帳を閉じます。
この段階で、ヒル魔はまもりを邪魔な人間ではないと判断したことになります。
まもりがマネージャーになると、2人は何かと言い争いをします。
ただ、ヒル魔と対等に口喧嘩できる女性は今までいなかったでしょうから、ある意味、ヒル魔にとっては嬉しいことだったのかもしれません。
ヒル魔のまもりイジりは止まりません。
まもり、すでにイジられて嬉しそうじゃないか！
まだ8巻だぞ！
そして、完全に「まもり×ヒル魔」ルートに入ったと思われる瞬間が訪れます！
ああああああああ!!!!
こんな青春送りたかったああああ!!
このシーンに象徴されるように、まもりはヒル魔を「特別視」しないし、恐れません。
まもりは、「悪魔」と恐れられるヒル魔と対等に向き合った唯一の女性だったのです。
また、ヒル魔は「使える女」が好きだと言っていますが、まもりは「使える女」です。
いつの間にか、ヒル魔は参謀役としてまもりを活用するようになります。
こうして、ヒル魔はまもりを「大切な戦力」として認識します。
こう考えると、意外なことに、「ヒル魔がまもりを好きになった」が真実なのかもしれません。
ヒル魔にとってまもりは、唯一対等に向き合ってくれる女性であり、唯一対等の頭脳を持つ大切な戦力だったのです。
ちなみに、まもりが主人公のセナを選ばなかった理由はシンプルです。
まもりはセナを対等な人間だと思っていないからです。
その証拠に、まもりは最後までセナの正体に気づきませんでした。
まもりにとって、セナは対等な立場の人間ではなく、守るべき弱い立場の人間だったのです。
その意識は、セナが正体を明かしたあとも変わりません。
逆に、鈴音ははじめからセナの正体を知っています。
だから、鈴音にとってセナは対等な人間、むしろヒーローです。
鈴音がセナを好きになるのは、自然の成り行きだったのです。
まもりに話を戻すと…
まもりは美人で、頭が良く、人望も厚いハイスペック人間です。
そう考えると、ヒル魔と同様、まもりにとってもヒル魔は、唯一対等に向き合える男性だったのかもしれません。
こうして、23巻になると、まもりとヒル魔は「これもう付き合ってるよね状態」になります。
そして、最終巻。
まもりとヒル魔は同じ大学に進学します。
はじめて読んだときは
「えー、なぜまもり×ヒル魔なの!?」
「結局、頭がいい女はDQNを好きになるのか…!!」
と妬みましたが、こうやって振り返ってみると、まもり×ヒル魔に行きつくのは当然の結果だったのかもしれません。
「なぜまもりはヒル魔を好きになったのか？」
に一言で答えるなら、「お互い唯一対等に向き合える異性だったから」ということになりそうです。
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以上、「【アイシールド21】なぜまもりはヒル魔を好きになったのか？」でした。
